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2006年07月04日

◆祇園祭(祗園御霊会)とスサノヲの謎(四)

◆祇園祭(祗園御霊会)とスサノヲの謎(四)


◆祇園祭(祗園御霊会)とスサノヲの謎(四)

◆◇◆京都祇園祭、豪華絢爛な一大ページェント

 「祇園祭」は、七月一日の「吉符入り」にはじまり、三十一日の境内摂社「疫神社夏越祓」で幕を閉じるまで、一ヶ月にわたって各種の神事・行事がくり広げられる。

 祭りのハイライトは十七日に行われる三十二基の山鉾巡行。これらの山鉾のうち二十九基は重要無形民族文化財に指定されている。

 巡行は午前九時、四条烏丸から長刀鉾(なぎなたぼこ)を先頭に河原町通を経て御池通へ向う。 途中、「注連縄(しめなわ)切り」「くじ改め」や豪快な辻廻しなどで見せ場を作り、豪華絢爛な一大ページェントが繰り広げられる。

◆◇◆祇園祭の行事/日時 行事の内容(7月1日~ 31日)

1日~5日 吉符入:神事始の意味で各山鉾町において、町内関係者が本年の祇園祭に関する打ち合わせをする。

2日 くじ取式:17日の山鉾巡行の順番をくじによって決める式。その後、各山鉾町代表者が八坂神社に参拝し、祭礼の無事を祈願する。

10日 お迎え提灯:午後4時半~午後9時 午後4時半頃から神輿を迎えるため、趣向を凝らした各種の提灯を持って行列。

10日 神輿洗:午後8時 午後8時頃、神輿の3基のうち中御座の神輿をかつぎだし、四条大橋まで運び、鴨川の水で洗い清める。

10日~14日 鉾建・山建:各山鉾町では、巡行の山鉾が収蔵庫から出されて組み立てられる。


13日 稚児社参:午前11時 長刀鉾にのる稚児が、午前11時、八坂神社へ参り「お位」をもらう。

14日~16日 宵山(祇園囃子):どの山鉾も夜は提灯が幾十となく点灯され、祇園囃子がにぎやかに奏でられる。 また屏風飾りといって町内の家で、部屋に飾られた屏風等を見学することができるところもあります。

17日 山鉾巡行:午前9時 午前9時に四条烏丸を、32の山と鉾が出発します。

17日 神幸祭:午後4時 3基の神輿が午後4時頃から氏子町内を巡行して、四条御旅所にとどまる。

20日~22日 狂言奉納:八坂神社の能舞台で、午前10時、12時、午後6時、8時の1日4回、狂言の奉納が行われます。

24日 花傘巡行:午前10時 「後のまつり」の巡行が17日の山鉾巡行と合併したため、山鉾の古い形態を再現するねらいではじめられたもので、花傘の10余基をはじめ京都花街のきれいどころの踊り、鷺舞、六斎念仏、子供御輿、祇園ばやし、稚児など総勢千人の行列が続く。

24日 還幸祭:3基の神輿が午後5時頃四条の御旅所を出て、氏子町内をまわり、午後10時ごろ神社へ帰る。

28日 神輿洗:10日の神輿洗と同様、四条鴨川で洗い清め、午後8時ごろ神社へ帰る。

29日 神事済奉告祭(八坂神社):祇園祭の無事終了を報告し神恩に感謝。

31日 疫神社・夏越祭(八坂神 社内・疫神社):鳥居に茅の輪を設け、参拝者がこれをくぐって疫病を祓う。


スサノヲ(スサノオ)


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Posted by スサノヲ(スサノオ) at 00:00│Comments(0)京の民俗学
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